上棟式(棟上げ式)とは、建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事に建物が完成することを祈願する儀式です。
上棟式は、地鎮祭の次に行われる家づくりの行事ですが、多くの施主が上棟式をするかしないか検討します。
最近では、上棟式をしない施主も増えてきているそうです。
今回は、上棟式についてご紹介します。
- 上棟式、する?しない?
- 上棟式の日取り
- 上棟式に必要なもの
- 上棟式の際の大工さんへのお礼
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上棟式、する?しない?
注文住宅が着工し、基礎工事が無事に済むと行われるのが上棟式(棟上げ式)。
軸組み工法の場合、基礎工事が終わった後、10名前後の大工さんが集まって、たった1~2日で柱や梁(はり)を組み、一気に屋根まで掛けてしまいます。
これを上棟と言い、柱や梁を組み上げる日を上棟日といいます。
上棟式(棟上げ式)は上棟(棟上げ)を祝うセレモニーです。
無事に建物が完成することを願い、上棟できたことを工事関係者と一緒にお祝いする場で、棟上げのタイミングで行います。
主催者は施主ですが、進行や段取りは現場監督や大工の棟梁(大工を統率する責任者)が主導で進めてくれます。
延床面積が40坪以下の住宅なら、上棟は半日ほどで完了します。
上棟は、家が形になっていく工程は見応えがありそうですし、本当に感動的な日になりそうですね。
上棟式は必ず行わなければならないわけではありません。
上棟式をする、しないの判断は主催者である施主次第ですが、上棟式をする施主の方が多いのが現状だそうです。
上棟式をしない場合でも、悪い印象を受けることはありません。
もし、上棟式をやらない場合は、上棟の作業が終わるタイミングで、現場の様子を見に行って感謝の気持ちを伝えるだけでも、大工さんにはねぎらいの気持ちが伝わります。
また上棟式は、お世話になる大工さんや、担当の現場監督とコミュニケーションが取れる場でもあります。
プレハブ工法や2×4工法などでは棟上げという工程がないため、上棟式を行わないというケースもありますが、行うことも可能です。
木造軸組み工法以外の、木造2×4(ツーバイフォー)工法や鉄骨工法には、厳密に言うと上棟というものはありません。しかし、上棟式をやりたいお施主さんが多かったのか、木造2×4(ツーバイフォー)工法や鉄骨工法の場合は、基本的な骨組みが完成したら、形式的に「上棟」としてしまいます。
https://ienou.com/framework-ceremony/
我が家は木造2×4(ツーバイフォー)工法だったので、上棟式はしていません。
上棟式の日取り
上棟式の日取りは六曜や、十二直を参考にして決めましょう。
- 先勝・・・〇⇒午前中がベスト
- 友引・・・〇⇒午前中がベスト
- 先負・・・△⇒午前中は凶
- 仏滅・・・×⇒吉となる時間はない
- 大安・・・◎⇒六曜の中で最も吉日
- 赤口・・・△⇒11時から13時は吉
十二直では特にたつ(建)、みつ(満)、なる(成)の3つの日が縁起がよいといわれています。
ご参考までに建築吉日カレンダーもチェックしてみてください。
建築吉日カレンダー▼
https://sumai.panasonic.jp/sumu2/calendar/
上棟式の流れ
上棟式の流れは以下のとおりです。
上棟式の流れ(※地域によって異なる)(簡易な上棟式)
1.棟梁が棟木に幣串(へいぐし)と呼ばれる飾り物をつける
2.祭壇に神饌(しんせん)を供え、飾り物を飾る
3.棟梁が建物の四隅の柱に、水、塩、米、酒をまいて建物を清める
4.棟梁の祈願
5.施主・関係者の祈願
出典:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/jotoshiki/
上棟式の一日の大まかな流れをご紹介します。
7:45 現場にて朝礼が行われます
朝礼時にお神酒・塩を建物の四隅にまきます。
そしてお神酒を参加者みんなで
頂きます。(紙コップ・塩・お神酒が持ち物になります。)
8:00 作業開始
マイホームの柱がいよいよ立ちます。
そして大工さんのカッチョイイ姿も見れたりします。
10:00 休憩 大工さんに飲みのも、ちょっとつまむ物があると喜ばれます。
強制でも何でも無いので気持ちで出来る範囲でOKです。
夏は大量に飲み物が消費されます。夏は冷たい飲み物が多め
冬は逆に暖かい飲み物が好まれます。
12:00 昼食 お施主様によって変わりますがお弁当をご用意して頂いてます。
これも強制ではありません。お気持ちなので準備して頂けると
嬉しいですね。
15:00 休憩 10時の休憩と同じです。
マイホームの方も形になってきてます。
大工さんが休憩中に建物の中に入るチャンス!!
是非、遠慮なく入って「すげーーーー」って感動して下さい。
18:00 終了 大工さんにご祝儀を渡すタイミングはここになります。
相場は棟梁が1万円 応援の大工さんが5千円になります。
棟梁はこれからお施主様のお家の大工工事を長い工期をかけて
そして丹精こめてつくります。
これからもお願いします。って声をかけるチャンスでもあるので
是非、コミュニケーションをとって下さいね。
出典:https://ameblo.jp/kei19790823/entry-12073407765.html
上棟式に必要なもの
上棟式に必要なものは以下のとおりです。
- お供え:1万円程度
- ご祝儀:棟梁は1~3万円程度、職人その他の関係者3,000~1万円程度
- 料理や飲み物:1人2,000~3,000円
- 地域によっては餅やお菓子
近年、金銭のやり取りに関してはどの建築会社も厳しくなってきているので、ご祝儀は断るように言われているケースが多いようです。
上棟式の総費用は約10~15万円です。
上棟式の際の大工さんへのお礼
上棟式の際の大工さんへの手土産の例は以下のとおりです。
- お弁当(折詰弁当)
- お酒(ビールや日本酒など)
- 紅白まんじゅうなどの御祝のお菓子
御祝儀をお渡しする場合は、このタイミングでお渡しする場合が多いです。
上棟式や棟上げの後の大工さんへのお土産は必要かどうかについては、施主の気持ちの問題です。
上棟式の服装
上棟式の服装は特に決まりはありませんが、お祝いの儀式ということで、きちんとした服装がベターです。
男性の場合、スーツやジャケットを着て、ネクタイを締めた格好などが定番のようです。
女性の場合、スーツかワンピースなどのセミフォーマルがおすすめです。
上棟式の当日は記念写真を撮ったり、近所の方にあいさつをしたりすることもあります。
身だしなみを整えておくと安心ですね。
上棟式する?しない?日取りや必要なもの、大工さんへのお礼は?
いかがでしたか?今回は、上棟式についてご紹介しました。
最近では工事関係者への慰労やご近所へのあいさつやお披露目の場としての役割の方が大きくなっているようです。
必ず行わなければいけないものではなく、施主の判断によります。
上棟式を行うための費用はかかりますが、一生に一度の貴重な体験ができ、感動的で家族の素敵な思い出になりそうです。
上棟が完了したら、上棟確認・打ち合わせですね。
上棟確認・打ち合わせについては以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
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