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家を守る大事な「屋根」は、なくてはならないもので、「屋根」によって家の外観の印象も変わります。
マイホームを建てるときには、「屋根」にもこだわっていきたいですね。
今回は、屋根の「軒」や「軒先」、「軒下」、「軒先」、「庇」とは何なのか、長さはどのくらい必要なのか?詳しくご紹介します。
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屋根・軒・軒先・軒下・軒天・庇とは
屋根…建物を雨から守るために最上部についています。
軒(のき)…屋根の端の少し飛び出している部分を指します。
▶軒先:軒の先端部分です。通常は雨樋が付けられている箇所とケラバです。
▶軒下:軒に覆われた空間、軒の下部分のバルコニーなどの空間です。
▶軒天:外壁等から外側に出ている屋根(軒)部分の下の面のことです。
庇(ひさし)…屋根との繋がりがなく、独立して窓や扉の上部に取付けられている部分です。
軒が長いと家の傷み方が少なくなりますが、あまり長すぎると太陽光を遮るので家の中が暗くなってしまいます。
屋根は必ずありますが、軒ゼロ住宅や庇をつけていない家もあります。
軒の役割と必要性
軒は外壁や窓、玄関などよりも外側に出っ張って突き出ている部分で、建物よりも突き出ているため、この部分が雨や雪、日差しを遮り、建物を守る役割があります。
普段の生活の玄関で雨水に濡れることなく鍵を開けることができたり、窓からの雨水の吹き込みがないのは屋根の軒の長さがあるおかげです。
木造住宅においては、軒があるほうが太陽光や雨風の影響を受けにくくなり、住宅の耐久性を高めることができます。
軒があるかないかで、住宅の耐久年数に倍以上の差が出るといわれています。
木造住宅を検討中の場合は、軒のある住宅にしましょう。
ここでは、屋根の軒の役割をご紹介します。
- 軒の役割①外壁を保護する
- 軒の役割②日差しを防ぐ
- 軒の役割③雨を防ぐ
ひとつずつ、見ていきましょう。
軒の役割①外壁を保護する
軒があると外壁上部より屋根が出っ張ることになるので、外壁が太陽光や雨風の悪影響を受けにくくなり、外壁を保護することができます。
軒の役割②日差しを防ぐ
夏場は、軒がないと窓ガラスや外壁に直射日光が当たることになり、室温が上がります。
しかし冬場は軒があっても日射角度が低いため、日差しは遮ることはないので、室温が下がりすぎるということはありません。
軒の役割③雨を防ぐ
軒は窓の上方向にあるため、雨天時の雨よけの役割があり、窓からの雨水の吹き込みを防ぐ役割があります。
昔の家は、屋根を急勾配にして雨水を速く流したり、屋根を分厚くすることで雨水がしみ込む前に流し落としていました。
最近の家は、防水性能の高い材料のおかげで勾配の小さい屋根や軒の出が小さい屋根が増えてきました。
寒冷地では、雪やツララなどを考慮し、玄関先やリビングの前にツララが下がってこないような屋根にします。
軒の長さ
軒の理想的な長さは90cmです。
軒の長さが90cmあれば、窓の上部と軒の先端を結ぶ角度によって、日射角度がちょうどよくなると言われています。
高度の高い夏場の日差しを遮ることができ、高度が低い冬場の日差しが差し込みやすくなります。
日光を遮る面積が大きくなると、室内が暗くなりやすいです。
また、軒の長さが90cmあれば、雨天時に雨水をなるべく外壁から遠いところから落とすことができるので、外壁や窓が雨に濡れる危険が減ります。
軒は、ある程度長いほうが機能的には良いですが、軒が長すぎるとデメリットが増えます。
まず、軒が長すぎると耐風性が低くなります。
軒下から外壁に当たって、軒天に向かって吹き上げる風に対して脆くなる可能性があります。
それから、軒が長すぎると外観が頭でっかちになり不安定に見え、デザイン性が低下します。
デザイン性を考慮すると、30~60cmの軒の出が現実的です。
我が家の軒は45cmです。
また、隣地との境界制限により、外壁が敷地の中心部に寄るので居住面積が狭くなったり、屋根の材料費や人件費がかかるのでコストアップに繋がります。
軒天の役割と必要性
屋根の裏側を守り、綺麗に仕上げているのが軒天(のきてん)と呼ばれる部材です。
軒天とは付帯部と呼ばれる住宅の付属物で、火災時に延焼しにくい材質で作られています。
住宅を見上げた際に外壁から外側に突き出している屋根部分の裏、バルコニー・ベランダの裏側も同様に軒天と呼ばれます。
付帯部は外壁塗装と合わせて塗り直すので、軒天もそのタイミングで塗り直します。
- 軒天の役割①見た目をスッキリ見せる
- 軒天の役割②雨水・日差しによる外壁の劣化防止
- 軒天の役割③延焼防止
ひとつずつ、見ていきましょう。
軒天の役割①見た目をスッキリ見せる
屋根の裏側に軒天を張ることで野地板や垂木などの屋根の構造部分を隠し、住宅の見た目をスッキリと見せます。
軒天を張り付けた後に化粧垂木を取り付けている住宅もあります。
軒天には様々な素材が使用されておりその素材次第で塗装・補修方法が変わります。
こちらでは、軒天の役割についてご紹介します。
軒天の役割②雨水・日差しによる外壁の劣化防止
軒天、つまり軒の出が長いということは雨水の吹き込みや太陽光を遮り外壁材の劣化を防ぐことが出来ます。
軒天のない住宅はスタイリッシュで格好良いですが、雨水が当たりやすいため外壁材の経年劣化や雨垂れによる汚れに注意しましょう。
軒天の役割③延焼防止
火災が起きたとき、軒天が無いと火がたちまち屋根裏までまわり、屋根が焼け落ちてしまいます。
そのため、軒天には不燃材を使用し、住宅の被害拡大を防ぐ役割を持っています。
軒天の役割④屋根裏の換気
穴が開いている軒天材や換気口は屋根裏に溜まる湿気を排出させ内部結露を防ぐ役割を持ちます。
軒裏換気だけでも効果はありますが、2箇所以上の屋根裏換気を併用すると高い効果があります。
軒天の長さ
外壁周りは幅30~45㎝程度の住宅が多く、玄関部分は1m角程度の大きな雨宿りスペースとして存在します。
軒天を広く設けることで様々なメリットがありますが、1m以上になると建築面積が増えて、施工費用も高くなってしまうため、最近では軒天がない住宅が増えてきています。
軒が付けられない場合の対処方法
最近では、軒が短い、または軒がない住宅が増えています。
その理由は「一戸あたりの敷地面積が狭いから」「縦長住宅が多いから」「住宅価格が高くなる」などです。
敷地に対して最大限に建築面積を得ようとすると、地域によっては、斜線制限や建ぺい率などで軒が付けられないこともあります。
軒が付けられない場合の対処方法は以下のとおりです。
外壁はタイル張りにする
外壁をタイル張りにすれば、外壁内への雨水浸込みをある程度は防ぐことができ、住宅の耐久性の低下をいくらかは軽減できます。
窓に庇を付ける
短くても窓に庇があれば、雨の降り込みは軽減されます。
庇があれば外壁を伝っている雨水の入り込みも防ぐことができ、窓に施してある防水コーキングの劣化予防にもなります。
庇(ひさし)の役割と必要性
庇は、雨降りや太陽光を遮るのであるととても役に立ちます。
ここから先は、庇の役割をご紹介します。
- 庇の役割①夏の暑い日差しを防ぐ
- 庇の役割②雨を防ぐ
- 庇の役割③建物の汚れを防ぐ
ひとつずつ、見ていきましょう。
庇の役割①夏の暑い日差しを防ぐ
庇があれば、高度の高い夏場の日差しを遮ることができ、高度が低い冬場の日差しが差し込みやすくなります。
常に日差しが差し込んでくると、窓際にある家具の劣化や色あせが早くなったり、エアコンの効き目が悪くなりますが、庇があればこれらを防ぐことができます。
庇の役割②雨を防ぐ
雨が降っている場合、玄関の出入りでは、傘をたたんだり、鍵を取り出す間に濡れてしまうことがありますが、庇があれば濡れずに済みます。
窓を開けた状態で雨が降ってきても、部屋に雨が入り込みにくくなります。
庇の役割③建物の汚れを防ぐ
庇がついていれば、雨水がスムーズに流れ、汚れが溜まりにくくなります。
庇の長さ
夏場の日差しの強い時間を検討した時、10時~15時の間で日差しを遮ってくれる庇の長さとしては90cm以上が理想的です。
120cm程度の奥行きがあれば、夏の強い日差しをほぼ遮ることができますが、部屋が暗くなります。
庇の長さが30cmあれば直下の腰窓をカバーでき、45cmあれば直下の掃き出し窓をカバーできます。
屋根・軒・庇の長さはどのくらい必要?軒、軒天、庇の役割とは?まとめ
いかがでしたか?今回は、屋根・軒・庇についてご紹介しました。
木造住宅を建てるうえで、軒や庇は太陽光や雨風を防ぐために重要です。
軒や庇について、しっかりと検討しましょう。
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