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せっかくの注文住宅なので、家事の動線が良く快適な生活ができる家を作りたいですね。
日本の住まいは、部屋と部屋は引き戸で仕切り、廊下はなるべく作らない間取りが一般的でした。
最近では、回遊動線の間取りが人気です。
ぐるぐる動き回れる動線のことを回遊動線といいます。
各スペースの寸法、広さ、形とは別に、スペース相互の関係を検討することを動線計画といいます。
無駄なく安全に効率よく移動できることはもちろん、場合によっては、回り道や近道を設けた方が良いこともあります。
今回は回遊動線についてご紹介します。
- 回遊動線の間取り
- 回遊動線のメリット・デメリット
家事楽!回遊動線の間取り
建坪36坪の我が家の1階の回遊動線の間取りです。
写真のような間取りで、ぐるぐる回れます。
間仕切りが少なくてコンパクトに小さく回れる、家事楽動線にしてよかったです。
大きく回る動線や余計な扉や壁などがあると、使わない動線になってしまうので、もったいないです。
動線ばかりではなく、あえて行き止まりにして、収納スペースやプライバシーを確保することも大事です。
プライバシーの確保・・・かなり悩みましたが、脱衣所の壁をなくして回遊動線にしました。
パントリー⇔ランドリールーム、脱衣所⇔廊下の出入口は引き戸にして、普段は開けっ放しにしています。
キッチンと脱衣所をつなぐ
現代の住宅でも、キッチンと脱衣所(洗濯機)を結ぶ動線は、家事の効率をあげてくれる近道。
キッチン⇔脱衣所(洗濯機)の動線の近くにクローゼットを広めに取れば、アイロン掛けもできます。
リビング、ダイニング、キッチンをつなぐ
リビング、ダイニング、キッチンの間仕切りを少なくしましょう。
回遊動線はもちろん、広くて開放的なLDKとなり、建築費用もコストダウンできます。
子どもが幼いうちは子ども部屋は1室
子ども部屋は大部屋にしておき、子どもが幼いうちは広く使いましょう。
子どもが成長してから間仕切りを設けます。
玄関とキッチンをつなぐ
買い物から帰ってきたらすぐに、玄関から直接キッチンに移動できると便利ですね。
勝手口と浴室をつなぐ
外で元気いっぱい遊びまわってきた子どもを、直接浴室に連れて行くことが簡単です。
2つ以上の出入口
動線計画で重要なのは、いくつかのスペースに2つ以上の出入口を設けて、2方向からのアクセスを可能にすることです。
それぞれのスペースには扉がない方が良い回遊動線ができますが、必要な箇所には扉を設けます。
我が家は建坪36坪で回遊動線の間取りを採用しました。キッチン⇔パントリー⇔ランドリールーム⇔浴室を繋いでいます。
回遊動線のメリット・デメリット
回遊動線のメリットとデメリットをご紹介します。
回遊動線のメリット
回遊動線のメリットは以下のとおりです。
- 部屋を移動するときに近道できる
- 家が広く感じられる
- 安全面でもメリットがある
- 家事が楽になる
ひとつずつ、見ていきましょう。
部屋を移動するときに近道できる
回遊動線のある間取りにすると、移動のときにショートカット(近道)できます。
部屋の移動が楽になると、家事の効率が非常に良くなりストレスも大幅に減らせます。
安全である
回遊動線のある家の場合、空間が開放的になるので、家にいる人の気配を感じられます。
子どもを一人で遊ばせていても、何かあった時にすぐ察知できます。
また、災害が発生した場合などは避難ルートが確保しやすいので安心感があります。
家が広く感じられる
回遊動線の間取りは間仕切りや行き止まりが少ないので、開放感のある空間ができ、家が広く感じられます。
家事が楽になる
キッチンとランドリールームを繋ぐ動線は家事を楽にしてくれます。
動線が良いと、掃除もしやすくなりますね。
回遊動線のデメリット
続いて、回遊動線のデメリットは以下のとおりです。
- 収納スペースが狭くなる
- プライバシーを確保しにくい
- 無駄なスペースや通路ができてしまう
ひとつずつ、見ていきましょう。
収納スペースが狭くなる
回遊動線を作るためには移動のための通路が必要になるので、その分収納スペースが狭くなります。
壁面収納などを活用しましょう。
階段下収納もおすすめです。
プライベートを確保しにくい
回遊動線の間取りは間仕切りが少ないので常に人の気配が感じられるので、プライベートを確保しにくいです。
プライバシーを確保したい部屋には、回遊できる扉全てに鍵を設置することも検討しましょう。
脱衣所の引き戸には鍵を付けました。
無駄なスペースや通路ができてしまう
回遊動線の間取りは必要な通路が多くなりがちです。
デッドスペースや通路が多いと坪数が上がるので、デッドスペースや通路をなるべく減らすことを意識しましょう。
回遊動線の間取りは後悔する?メリットとデメリット、36坪でもOK まとめ
いかがでしたか?今回は、回遊動線についてご紹介しました。
回遊動線にはメリット・デメリットがあるので、十分に理解したうえで採用したいですね。
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