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収納スペースはどのくらい必要?



収納スペースの種類は?
収納スペースはどのくらいあればよいか、悩みますね。
片づけが必要な場所に必要な収納スペースを設ければ、片づけがスムーズにできます。
片づけが楽で、楽しく暮らすための収納について考えてみましょう。
- 収納スペースはどのくらい必要か
- 収納スペースの種類
収納スペースはどのくらい必要か


注文住宅(戸建)で理想とされている収納率は12〜15%です。
収納率とは住宅の総床面積に対する収納部分(押し入れやクローゼットのように、高さがあるスペース)の面積の比率のことです。 (キッチンや洗面化粧台の収納などは除きます。) 理想とされている収納率は戸建12~15%、マンション8%以上といわれています。
出典:東急株式会社
収納スペースの種類


収納の基本は以下の通りです。
- いつも使うもの…オープン棚
- たまに使うもの…ガラスや半透明の扉がついた戸棚
- ほとんど使わないもの…戸棚
収納の種類をご紹介します。
- クローゼット
- 押入れ
- キッチンカウンター
- パントリー
- リビング収納
- 階段下収納
- 納戸
- ロフト収納
- スキップフロア
- デスクまわりの収納
- 吊り下げ収納
- 土間収納(シューズクローク)・下屋
一つずつ、詳しくご説明します。
クローゼット
ウォークインクローゼットはスペースを無駄なく活用できます。
ウォークインクローゼットはなんでも入れられるのがメリットですが、何年か経つと、ものが入り乱れてしまうことも。
普通のクローゼットは出し入れしやすいのがメリットです。
奥行きのあるクローゼットの奥にはほとんど使わないもの、手前にはよく使うものを収納します。
棚板をL字型に配置すれば、管理もしやすく、奥行きのあるクローゼットも有効活用できます。
収納スペースは、こまめに整理しましょう。
- 普通のクローゼット:60cm
- ウォークインクローゼット(片側ポール):150cm
- ウォークインクローゼット(両側ポール):165cm
※男性用衣装:55cm×135cm
※女性用衣装:45cm×150cm
1階の生活動線の中心にファミリークローゼットを設けて、家族みんなが使える収納のある間取りが人気です。
クローゼットについては、以下の記事に書いていますのでご覧ください。


押入れ
押入れの寸法は幅182cm×奥行91cmが一般的です。
今の寝具の大きさはシングルサイズで100cm×210cm。
4人分の寝具を収納しても余裕があるので、縦に仕切ることで寝具以外のものも収納できます。
寝具を収納する位置を低くすると出し入れが楽になります。
奥行きのある押入れ:寝具、暖房器具、衣装ケース、スーツケースなど
奥行きのない押入れ:本、雑誌、文房具、掃除機、アイロン台、古新聞など
開き戸の手前は80cmのスペースが必要です。
キッチン収納
キッチンには一時的な仮置き場があると作業がスムーズです。
使いたいときに使いたいものを取り出せる収納にしましょう。
キッチンの収納に関しては、以下の記事をご覧ください。


パントリー


買いだめするご家庭は一度に購入する量が多くなるので、ストックを収納する場所も必要になります。
保存ができる食材を置く場所として、パントリーがあるとキッチンが使いやすいです。
パントリーがあれば、ゴミ箱を置くこともできますね。
- 種類に分けて収納場所を決める
- 粉物や乾物のストックには透明なキャニスターを活用する
- 引出しキャビネットを活用する
- L字型の棚板を活用する
- 立てて置けないものはボックスに収納する
- 自動点灯式のライトを設置する
普段のストックだけでなく、災害時のストックも確保しておくと安心です。
- 3日間は冷蔵庫のものが食べられる
- 常温食材は4日分
- 子どもが好きなものをストックしておく
- 飲料水 3日分(一人1日3リットルが目安)
ex. ・飲料水 3日分(一人1日3リットルが目安)
出典:首相官邸
・非常食 3日分の食料として、ご飯(アルファ米など)、ビスケット、板チョコ、乾パンなど ・トイレットペーパー、ティッシュペーパー ・マッチ、ろうそく
・カセットコンロ など※飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつもはっておく、などの備えをしておきましょう。
パントリーについては、以下の記事をご覧ください。


リビング収納
LDKにはリビング収納、日常的に使うものを置いておく小さな棚があると便利です。
居場所に応じて使うものを分類し、使用頻度の高いものは手の届く場所に配置しましょう。
階段下収納
二階へ上がる階段下のデッドスペースは、収納として有効活用しましょう。
可動棚やポール、扉も設置するとすっきりします。


納戸
納戸は一度しまったらしばらくそのままの状態になるので、あまり使わないものを収納します。
L字型の収納であれば、奥まで手が届き、出し入れがスムーズになります。
ロフト収納・スキップフロア
屋根裏(小屋裏)収納は夏は暑く、冬は寒い上に、屋根の傾斜がそのまま天井になってしまうので使いにくいです。
床下収納は湿気の多い場所なので収納できるものが限られます。
ロフト、小上がりの下、スキップフロアの方が収納力も機能性もアップします。
ロフト収納は空間全体を有効活用できます。
法律上、ロフトの高さは1.4m未満となっています。
- 2階と屋根(小屋)の間に収納スペース⇒季節ものの保管
床面の高さをずらして新たに増やした床面を「スキップフロア」といいます。
スキップフロアは床の高さを変化させるだけで、吹き抜けとはひと味違う空間になり、空間全体が広く感じられるようになります。
床面が細切れになってしまいますが、収納力は抜群で、大容量の収納スペースとして利用できます。
基礎部分を利用する場合は、壁の断熱に工夫が必要です。
- 1.5階スキップフロア:1階と2階の間に収納を作る⇒食材などのストック
- 1/3階スキップフロア:床を1,000mm以上下げて、下部に低めの収納を作る⇒アウトドア用品など
- 半階スキップフロア:床を1,400mm以上下げて、下部にかがんで使える収納を作る⇒アウトドア用品など
デスクまわりの収納
最近は、スタディスペースやワークスペースのある間取りが増えています。
デスクまわりの収納はA4サイズ(25cm×31cm)が収納できる27cm×33cmの棚にすると使いやすいです。
デスクまわりでは普段使うものは出しっぱなしにしていても、片付いていれば美しく見えるので、収納はなくても幅が長い奥行きの浅いデスクもいいですね。
スタディスペースやワークスペースについては、以下の記事をご覧ください。


吊り下げ収納
普段使うものはぶら下げておくと使いやすくて便利です。
- 洗面台の下にハンガーパイプをつけ、タオルをかける
- キッチンでは調理器具をぶら下げる
- 玄関内に丸棒をぶら下げ、コートを掛ける
土間収納(シューズクローク)・下屋


外にも中にも置きたくないものを置く場所「土間・下屋」があると便利です。
床材を張っていない床を土間といいます。
玄関の土間にベビーカーやアウトドア用品など大型のものや土汚れが気になるものを収納します。
最近では、コンクリートやタイルの土間もあります。
土間収納(シューズクローク)については以下の記事をご覧ください。


母屋に付属してかける屋根、あるいはその下の空間を下屋といいます。
下屋は、土足OKのコンクリート製のことが多いです。
敷地が少ない場合は、玄関のタタキを広めに取ったり、サンルームを設けたり、土足で歩ける室内の空間を確保しましょう。
注文住宅の失敗しない収納はどのくらい?クローゼットの種類と収納力まとめ
今回は、収納はどのくらい必要か、クローゼットの種類についてご紹介しました。
快適な暮らしをするためには、収納スペースの確保は大切ですね。
家族みんなが楽しく片づけできる収納スペースを作りましょう。
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